片頭痛コントロール
CLEAR
監修:獨協医科大学 副学長 平田 幸一 先生

 

よくある質問

アイモビーグの自己投与について、よくある質問と回答をご紹介します。

投与前の準備

  • Q.1なぜ室温に戻す必要があるのですか?

    A.1 冷たい温度のまま投与すると、投与部位に不快感を生じることがあります。
    それを防ぐために室温に戻してからの投与を推奨しています。
    また、室温に戻さないと投与に時間がかかることがあります。

  • Q.2アイモビーグ皮下注70mgペンを一度室温に戻してしまったのですが、また冷蔵庫に戻してもよいですか?

    A.2 一度室温に戻したら、再び冷蔵庫に戻さないでください。そのまま30℃を超えない場所で箱から出さずに保管し、7日以内に使用してください。
    7日以内に使用できない場合は、主治医にご相談ください。

  • Q.3薬液の中に気泡が入っているのですが、大丈夫ですか?

    A.3 少量の気泡があっても、皮下注射では問題ありませんので、そのまま投与できます。

  • Q.4白色のキャップを外した後、針先から薬液がもれていた場合はどうしたらよいですか?

    A.4 キャップを外したときに、針先から薬液が数滴出てくる場合がありますが、投与に問題はありません。

投与方法

  • Q.1投与部位に押しあてる前に紫色のスタートボタンを押してしまったら、どうしたらよいですか?

    A.1 紫色のスタートボタンを押しても、緑色の安全カバーが押しこまれていなければ、投与は始まりません。紫色のスタートボタンから指を離して、やり直してください。

  • Q.2緑色の安全カバーを皮膚に押しこんでしまった後で、投与する部位を変更したい場合はどうしたらよいですか?

    A.2 紫色のスタートボタンを押さなければ投与は始まりませんので、アイモビーグ皮下注70mgペンを皮膚から離してやり直してください。

  • Q.3紫色のスタートボタンが押せない場合は、どうしたらよいですか?

    A.3 緑色の安全カバーをしっかりと皮膚へ押しこみ、再度スタートボタンを押し直してください。

  • Q.4紫色のスタートボタンを押して投与が始まったら、スタートボタンから親指を離してもよいですか?

    A.4 投与が始まった後、紫色のスタートボタンから親指を離しても、離さなくても問題ありません。
    ただし、アイモビーグ皮下注70mgペンは、投与が終わるまでしっかりと皮膚に押しあてたままにしてください。

  • Q.5親指を離すと紫色のスタートボタンは出てきますか?

    A.5 はい。ただし、投与中に親指で押していた場合は、親指を離しても紫色のスタートボタンが出てこないことがありますが、問題ありません。

  • Q.6薬液を注入しているときのスピードが、速いときと遅いときがあるような気がするのですが、問題ありませんか?

    A.6 問題ありません。
    約15秒で薬液の注入が終わり、薬液確認窓が黄色に変わっていれば投与終了です。

  • Q.7薬液確認窓が黄色に変わる前に、アイモビーグ皮下注70mgペンを途中で抜いてしまいました。どうしたらよいですか?

    A.7 すぐに主治医に連絡して、指示を受けてください。薬液の全量が投与できていない可能性があります。

  • Q.8アイモビーグ皮下注70mgペンを約15秒間皮膚に押しあてても、2回目の「カチッ」という音が聞こえなかった場合はどうしたらよいですか?

    A.8 投与終了時に2回目の「カチッ」という音が聞こえなかった場合でも、薬液確認窓が黄色に変わっていれば、投与が終了しているので問題ありません。薬液確認窓が黄色に変わっていない場合は、すぐに主治医にご相談ください。

  • Q.9投与が完了したことを確認する方法はありますか?

    A.9 薬液確認窓が黄色に変わっていれば投与終了です。(2回目の「カチッ」という音が聞こえなくても問題ありません。)

投与終了後

  • Q.1投与後に針が戻らなくなったのですが、どうしたらよいですか?

    A.1 投与後に針が戻らず、緑色の安全カバーから針が出てしまっている場合は、専用廃棄袋ではなく、プラスチック製の密閉容器などに入れて、医療機関へお持ちください。

  • Q.2投与後に少量の薬液が皮膚からもれていたら、どうしたらよいですか?

    A.2 すぐに主治医に連絡し、薬液がどのくらいもれていたかを伝えて、指示を受けてください。

  • Q.3投与後に出血したら、どうしたらよいですか?

    A.3 少量の出血であれば、綿球または滅菌ガーゼでおさえて止血してください。
    出血が多かったり、なかなか止血できない場合は、主治医に連絡してください。

  • Q.4一度外した白色のキャップを元に戻してはいけない理由を教えてください。

    A.4 白色のキャップを元に戻すことで、中の針が曲がってしまう可能性があります。また、誤って針が刺さるおそれがありますので、白色のキャップは元に戻さずに捨ててください。

  • Q.5専用廃棄袋がない場合にはどうしたらよいですか?

    A.5 プラスチック製の密閉容器などにアイモビーグ皮下注70mgペンを入れて捨ててください。
    家庭ごみには捨てずに、医療廃棄物として適切に廃棄してください。
    正しい廃棄方法については、医療従事者の指示に必ず従ってください。

その他

  • Q.1飛行機に乗る際、アイモビーグ皮下注70mgペンの持ち運びはどうしたらよいですか?

    A.1
    • 次の点について、事前に主治医にご相談ください。【出張や旅行の内容/アイモビーグの投与スケジュール/体調管理/注射器を携行するための証明書】
    • 貨物室では破損/凍結することがあるため、アイモビーグ皮下注70mgペンを保冷バッグに入れたうえで、手荷物に入れて機内に持ち込んでください。機内持ち込みの注意事項などは、事前に各航空会社に確認してください。
    • 海外渡航の場合は、渡航先によってルールが異なるため、事前に在日大使館などで確認してください。
    • 詳しい注意点や証明書のテンプレートはこちらからダウンロードできます。
  • Q.2ワクチン接種の予定があるのですが、アイモビーグの投与日を変更したほうがよいですか?

    A.2 自己判断で投与日を変更せず、事前に主治医にご相談ください。

  • Q.3予定日に投与を忘れてしまいました。どうしたらよいですか?

    A.3 必ず主治医に連絡し、いつ投与したらよいか指示を受けてください。

  • Q.4アイモビーグ皮下注70mgペンや投与について質問がある場合にはどこに問い合わせればよいですか?

    A.4
    主治医にご相談いただくか、下記のお問い合わせ窓口にご連絡ください。

    お問い合わせ先(患者さん、一般の方向け)

    メディカルインフォメーションセンター
    電話番号:0120-952-206
    受付時間:9時~17時30分 (土、日、祝日、会社休日を除く)